アンコール・ワットの彫刻 カンボジア旅行・その魅力

2008年05月13日

アンコール・ワットの彫刻

 今回もアンコール・ワットです。とても一度では紹介できませんね。

 アンコール・ワットの魅力と言うと、なんと言っても、豊満な彫刻群でしょう。

 アンコール・ワットには、古代インドの影響と土着の文化がその基盤をなしているといわれます。現在は、仏教寺院としての体裁を整えていますが、建立当時は、クメール人(カンボジア人)が信仰していたヒンズー教の寺院だったのです。インドの影響と、ヒンズー教の影響は、その3つの回廊に掘られた壁画彫刻にみることができます。

 3つの回廊では、緻密で豪華絢爛なレリーフに圧倒されます。

 第1の回廊には、古代インドの長編叙事詩「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」などに取材された物語が彫られています。

 第2回廊には、ヒンズー教神話の天地創造神話、「乳海攪拌図」があります。「乳海攪拌図」は、左半分には阿修羅、右半分には神々がいて、ナーガ(大蛇)の胴体で綱引きをしているものです。足元には、魚やわにがうごめき、頭上にはアプサラ(天女)が踊っています。綱の中心で指揮をとるのは亀の背にのったヴィシュヌ神です。

 そして第2回廊から第3回廊へと向かう中では、内壁のデバダ神の柔和な表情に見ほれてしまうことでしょう。優雅が踊り、華奢な髪飾り・・・その繊細さは、神々しさを放っています。

 インド叙事詩やヒンズー教の物語を知ったうえで見ると、実に見ごたえのある壁画彫刻であることがよりいっそう実感できます。




posted by カボジアファン at 00:02| アンコール遺跡群 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。